The All Guards; Between Man And Mountain (Seven Summyths Project)

Marten Bayuaji

説明

科学は理解しようとし、神話は信じようとする。

科学はパターンを作り、神話は希望を作る。

 このプロジェクトを通して、エコロジーの保護者としての神話が人々の生活の中でどのような位置を占めているのかを再考したいと思う。現代社会の中でも、特に都市から遠く離れている場所で、神話が自然環境を守るために効果的に機能していることがわかった。インドネシアの山は、神話が自然環境を守るために今もなお機能している一例である。

 ムラピ山の斜面に住む移住者として、私はここの人々が非常にユニークな方法で自然と共存していることを実感した。最初は、2010年の大噴火に対して、どうやってこれほどまでに回復力があるのだろうかと疑問に思っていた。文句を言わずに避難し、戻った後に復興していつものように農業をしている。

 その背景には、山がただのモノではないという強い信念があることがわかった。人と山との間に感情的なつながりがある。それは神話が彼らの日常生活に溶け込んでいるからかもしれない。それに、彼らの日常のニーズが山の生態系と直接触れ合っているのだから、それを理解できる。しかし、一つ面白いのは、神話についてあまり考えていない都会の人たちが、山にいる時にとても尊敬の念を抱くようになった。

 このプロジェクトによって、インドネシアの様々な地域で人々の山に関しての色々な物語や経験を収集することで、神話が環境を守るためにどのような働きをするのかを研究したいと思う。このために、社会から様々な視点を得ることが必要である。その上、インドネシアの火山は様々な島々に広がっており、人々の多様な生活に直接触れている。

     インドネシアの様々な山から集められる神話の物語は、後に作品制作のための重要なデータとなる。神話を本アートプロジェクトで表現することは、エコロジーを守る面で別の視点からの知識を提供することになるからだ。この作品は、神話と科学を提供してくれる自然と共存しながら、現在の東南アジアの人々がどのように生きているのかを見つめ直す場となるでしょう。

※「Seven Summyths Project」は、インドネシアの7つの山に住む7つの先住民族の神話を集めた遠征アートプロジェクトである。

※「The All Guards; Between Man and Mountain」は、「Seven Summyths Project」の探検と調査のデータを基づいて制作された作品である。

アーティストプロフィール

Marten Bayuaji(マーテン・バユアジ)は1992年3月、ジェパラ生まれ、Yogyakarta State University(UNY)とBandung Institute of Technology(ITB)で美術の勉強を始めたインドネシア人アーティスト。彼の作品は、物理的な形や自然自体のアイデアのいずれか、自然に触発されている。自然の風景や特定の空間的特徴に対して、作品でよく様々なメディアを使用している。屋外での作品は自然の中で儚いものであり、彼は「人間が自然環境の中でどのように位置しているか、それが良いか悪いか」について疑問を抱いている。マーテンは人間中心主義の中での自然を研究することに関心を持っている。彼によれば、人間が自然をどのように認識しているかという最も基本的なことを振り返ることが特に重要だということだ。